シリコン指ぬき:レビュー

Hand quilter should keep Silicone thimbles in their tool box

シリコン指ぬき:レビュー

購入時にすでに返品するくらいの気持ちでいたくらい、シリコンの指ぬきには期待していなかった。ちなみにこのシンブルに出会うまですごい数のシンブルを試してきた。その種類ったらもう!

オーソドックスな金属製のバケツ型シンブル、
金属製リング型、
金属製でシンブル裏がリングのタイプ、
金属製で爪が出る型、
プラスチックのバケツ型、
革製リング型、
革製で第一関節上を覆うもの、
革製で半円の裏にリング
全体が革製で指先に金属のプレートが入っている型、
使い捨てフィンガーサック、
シールタイプのスエードパッチ。

English Paper Piecingのピーシングをする時、右手中指の第一関節で針穴をキャッチして針先のコントロールをして縫うのでいつもそこに一番に穴が開く。一度こうなると痛みなしには針が持てなくなるので対策が必要だった。

動きの多い関節部を邪魔せずカバーするシンブルはほとんど市場に出回っていない印象がある。一箇所だけピンポイントでカバーできればいいので、直径6ミリのスエードパッチを使ってみたが常ぬ動く関節部。汗や手の脂もあってシールが剥がれてくる。貼って剥がして何度も使えるという謳い文句の割には、使い回しに限界がある。パッチは健全でも粘着性がないだけで新しいものに交換しないといけなくなって、納得がいかなかった。

届いたシリコン指ぬきは第一関節上のみをカバーするので上の対策にはならない。

購入前からシリコン指ぬきの返品を考えていた理由が2つ。
1.厚み:針の感覚がどれくらい指に伝わって来るのか半信半疑だった。
2.穴の位置:指の腹部分に空気穴が5つ。これでは針穴が空気穴にハマって指に針が直撃するのでは、と思っていた。

実際に使ってみての感想。

1.厚み:試しに目で見てはわからないくらい微妙な差をつけて2サイズのニードルを同じ糸で同じキルトサンドイッチで使い分けてみた。人差し指と親指にそれぞれシリコン指ぬきをして縫ってみた。針の太さの違いがちゃんと指先に伝わってきた。


2. 穴の位置:針穴を押すのは基本的に指先。シリコンの指ぬきの各サイズの空気穴のポジションはどれも同じ。サイズが上がれば空気穴も大きくなる。感覚がつかめるようになるまでの間に2度針穴が空気穴に落ちて指を刺したが、シリコンが指をカバーするエリアをアジャストしたらそれ以上のアクシデントは発生せず。3時間シリコン指ぬきを外さずに使い続けても指先がうっ血することもない。つけた瞬間にきついと思うものはサイズがあっていない証拠。1サイズ上げて試してみよう。


3.ニードル・プラーとしての用途:針を引っ張る力。これがシリコンの指ぬき2つを合わせることで足される。キルトサンドイッチに刺繍糸と刺繍針でハンドキルティングしてみた。キルティング専用の針だと3目で引き抜くところを長さのある刺繍針なら6目で引き抜く。キルトサンドイッチから6目を一気に、なんて素手だったら絶対引き抜けないようなものでもシリコンとシリコンのトラクションで可能になる。

Update: シリコンシンブルは針を「引き抜くの」に最適だけど、フープにかけたキルトの表面の針を「押す」のには向いていないことが判明。針を押すとシリコンを通り抜けて指に針が突き刺さる。それじゃシンブルの指を守る意味を果たしていないではないか!ものには向き不向きがあるということだ。